新人の住宅営業が契約ゼロから立ち上がる行動|年間6棟・10棟の段階別にやるべきこと

2026.10.27 2026.10.27
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「入社して2か月。何から頑張ればいいのか分からない」
「新人に週末の商談を任せられず、育て方に迷っている」

新卒や中途で入社した営業が少しずつ業界に慣れてくる時期こそ、目標を決めて行動を変える好機です。ただ、新人のうちは「契約を取りたい」と思っても、具体的に何をすればいいのか分からないことがほとんどです。本記事では、元アイ工務店のトップ営業で、自身も営業1年目に年間15棟を契約した当社コンサルタントの解説をもとに、新人営業が契約ゼロから立ち上がるまでの行動を、年間6棟・10棟という目標の段階ごとに整理します。部下を育てる店長・上司の方にも役立つ内容です。

目指す棟数で、やるべきことは変わる

新卒営業の1年目は、年間6棟を契約できれば合格点と言われます。先輩と同じように10棟を目指すのか、一気にトップセールスとして15棟を狙うのかによって、取るべき行動は大きく変わります。まずは自分がどの段階を目指すのかを決めることが出発点です。

新人の住宅営業の段階別の行動:年間6棟ならインサイドセールスと社内の信頼、10棟なら負け商談の振り返りと自社の強みの把握、15棟なら業務の仕組み化

なお、年間15棟を安定して続けるための業務の仕組み化や契約後の動き方は、年間15棟を安定して売り続ける住宅営業の行動戦略で解説しています。本記事では、その手前の「立ち上がり期」に絞って紹介します。

年間6棟を目指す:まず「商談の場」を自分でつくる

契約をいただく大前提は、お客様に会うことです。ここで新人が勘違いしやすいのが、先輩たちの週末の商談の多くは、来場予約や紹介によって「自然に入っている」ように見える点です。実績のない新人は、社内から「一人で商談に送り出しても大丈夫」と信頼されていないのが現実です。待っていてもお客様は回ってきません。まずは商談の場をどうつくるかに集中します。

インサイドセールスをやり切る

一つ目は、会社がマーケティング費用をかけて集めたお客様の名簿に電話をかけ、自社の良さを伝えて来場につなげるインサイドセールスです。電話でお客様から信頼を得て「この人の言うことなら行ってみよう」と決めていただく流れは、商談で信頼を築いて契約をいただく流れとまったく同じです。電話で来場を決めていただけない営業が、商談で契約を取ることはほぼありません。

新規の反響だけでなく、先輩が来場につなげられなかったお客様や、来場したものの契約に至らなかったお客様の名簿も、自分から積極的にもらいに行きましょう。架電の進め方は過去の名簿から契約を生む架電の進め方も参考になります。

社内の信頼を勝ち取る

二つ目は、上司や先輩、ひいては社長に認められることです。社内の人からさえ信頼されていない営業が、初めて会うお客様から信頼されることはありません。社内の信頼は、特別なことではなく基本の積み重ねでつくります。

  • アプローチブック(営業資料)をしっかり読み込み、説明できるようにする
  • ロープレを毎日続け、先輩からフィードバックをもらって修正する
  • 電話一本、資料づくり一つでも「どうすれば先輩に信頼されるか」を考えて取り組む

この意識で動く新人には、先輩も自然と時間を割いて教えてくれるようになり、成長のスピードがさらに上がります。年間4〜5棟を目指す段階でも、この二つが土台になる点は同じです。

年間10棟を目指す:負けから学び、強みを知る

6棟の段階でやるべきことを当たり前にこなせるようになったら、次は商談の技術を磨く段階です。

振り返るのは「勝った商談」より「負けた商談」

契約できた商談を分析する人は多いのですが、当社コンサルタントは競合に負けた商談やアポが取れなかったお客様こそ振り返るべきだと言います。契約の中には、誰が接客しても決まった「まぐれの契約」も含まれており、そこを深掘りしても得られるものは多くありません。

競合に負けたら、何が足りなかったのかをお客様に率直に聞き、自分の提案書を見直します。同じようなケースで次は勝てるように修正を重ねることが、10棟への近道です。失敗と向き合うのは最初はつらいものですが、「1棟を逃しても、そこから学んで今後5棟、10棟につながれば長い目で見て得をする」と捉えると、負けがレベルアップの機会に変わります。

競合対策の前に「自社の強み」を知る

競合対策に力を入れたい新人は多いのですが、その前に必要なのが自社が他社に対してどんな強みを持っているかの把握です。小手先の競合対策より、自社の強みを伝え切る方が10棟には確実に近づきます。そして、強みを自分が納得して話せるアプローチブックに落とし込みます。

自社の強みを知るために大切なのは、そのテーマに一番詳しい人に直接聞くことです。

知りたいこと聞きに行く相手
家の仕様・工事工務部長など、
工事に最も詳しい人
土地・不動産店長ではなく、
取引のある不動産会社

話しやすい同期や先輩に聞いて済ませる新人は多いものですが、一番詳しい人から聞いた情報は判断の「基準」になります。基準と比べて自社がどうなのかが分かって初めて、強みを自信を持って語れます。ここでも、日頃の努力で社内の信頼を得ていることが、忙しい人に時間を割いてもらう前提になります。

アポが取れる「勝ちパターン」を複数持つ

アポ率を高めるには、「この流れなら必ず次のアポが取れる」という自分の勝ちパターンをいくつ持っているかが重要です。当社コンサルタントは、規格住宅を販売していたころは、お金を重視するお客様が多かったことからライフプランの相談のアポを必ず取る流れを用意していました。アイ工務店では、土地探し中の方、住宅ローンで悩んでいる方など、どんなお客様からもプラン提案のアポにつなげられるトークを設計していたといいます。

アポの勝ちパターンを複数持つ:土地探し中、住宅ローンで悩んでいる、検討を始めたばかりなど、どのお客様からもプラン提案のアポにつなげる

勝ちパターンを1つでも2つでも増やしていくことが、10棟への確実な一歩です。自分で作れない場合は、作り方を上司や先輩に聞きに行きましょう。

店長・上司が新人を育てるときのポイント

  • 名簿を渡す:架電に使える過去の名簿を新人に開放し、商談の場を自分でつくる経験を積ませる
  • ロープレに付き合う:毎日のロープレにフィードバックを返し、努力が信頼につながる実感を持たせる
  • 負け商談の振り返りを一緒に行う:責めるのではなく、次に勝つための材料として整理する

よくある質問

Q. 新卒営業は1年目に何棟契約できれば合格ですか?

A. 一般的には年間6棟が合格点と言われます。まずは6棟を目指し、インサイドセールスで商談の場を自分でつくることと、社内の信頼を得ることに集中しましょう。

Q. 新人は契約できた商談と負けた商談、どちらを振り返るべきですか?

A. 負けた商談です。契約の中には誰が接客しても決まった商談も含まれるため、学びが少ないことがあります。競合に負けた理由をお客様に聞き、提案書を見直して次に生かしましょう。

Q. 自社の強みはどうやって調べればよいですか?

A. 仕様や工事なら工務部長、土地なら不動産会社など、そのテーマに一番詳しい人に直接聞くのが早道です。基準となる知識を得ることで、他社と比べた自社の強みが分かり、自信を持って伝えられるようになります。

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ピュアグロースでは、元アイ工務店のトップ営業をはじめとする実務経験者が、新人営業の育成やアプローチブックづくり、ロープレ研修まで伴走します。LINEを活用した営業のノウハウをまとめた資料もご用意しています。

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