高性能でも粗利30%を確保するコスパ住宅のビジネスモデル|住宅FC「PG HOUSE」の商品設計と出店の考え方

2026.10.27 2026.10.27
高性能でも粗利30%を確保するコスパ住宅のビジネスモデル|住宅FC「PG HOUSE」の商品設計と出店の考え方 解説動画サムネイル

解説動画はこちら

「金利上昇と物価高で、注文住宅のお客様が建売や中古に流れている」
「価格を下げれば粗利が削られ、上げれば集客が落ちる」

住宅価格の上昇が続くなか、多くの工務店がこのジレンマを抱えています。ピュアグロースでは、本部として住宅フランチャイズ「PG HOUSE」を運営しています。本記事では、当社の事業責任者の解説をもとに、コストパフォーマンスの高い注文住宅で集客と粗利を両立させるビジネスモデルの考え方と、PG HOUSEの加盟・販売店制度の概要を紹介します。自社の商品戦略や出店戦略を考えるうえでの参考にしてください。

※本記事の数字や条件は、動画公開時点(2026年6月)の事業責任者の説明に基づくものです。今後変わる可能性があります。

お客様は「コスパ」で家を選ぶ時代に

金利の上昇やインフレ、建材の供給不安などの報道を受けて、お客様の動きは大きく変わっています。「注文住宅を建てたかったが建売にしようか」「建売を検討していたが中古にしようか」という声は、支援の現場でも非常に多く聞かれます。

同時に、建物の価格だけでなく、光熱費やアフターメンテナンスまで含めたライフサイクルコストで住まいを考えるお客様も増えています。だからこそ、「この金額で、この性能の注文住宅が建てられるなら」と思える商品には、強い引きがあります。

高性能・フリープランで粗利30%を確保する商品設計

PG HOUSEの標準仕様は次のとおりです。これで、受注時の請負金額(オプションをあまり含まない場合)が30坪で2,500万円を切る水準になっており、そのうえで粗利30%を確保しています。企画住宅ではなく、お客様の要望に合わせたフリープランです。

項目標準仕様
耐震耐震等級3
断熱断熱等級6(HEAT20 G2)
トリプルガラス・基礎断熱
設備太陽光発電・第一種換気
品質全棟気密測定・
長期優良住宅
保証初期20年・最長60年

この価格と粗利を両立できる理由は、商品をつくる段階の設計にあります。標準仕様と価格を決める際に、本部が部材のコストダウン交渉に入り、設計の原則を整えたうえで標準を固めています。支援先の住宅会社とのネットワークによるスケールメリットを生かし、共同購買に近い形で部材の価格を提示できることも大きな要素です。

なお、価格には地域差があります。北海道や東北などの寒冷地では断熱仕様が変わるため、同じ金額にはなりません。また、会社の規模によっても原価は変わります。前述の価格は年間50棟クラスの会社を想定したものです。大切なのは、その地域、その規模の会社にとって最もコストパフォーマンスの高い商品を、競合調査をしたうえで設計することです。

集客と粗利を両立するコスパ住宅のビジネスモデル:標準仕様を固める、部材のコストダウンとセットで原価をつくる、粗利30%を確保できる価格にする

集客を支える「パーク型」の出店

1号店の浜松店は、一条工務店の本拠地である浜松で、立ち上げ1年目に月3棟ペース、2年目に月5棟ペース(年60棟ペース)まで受注を伸ばしています。予約は月50件近く、来場は月30組あまり。一般的な1店舗の集客・受注の平均に比べて、2倍近い成果だといいます。

その大きな要因が、ロードサイドにモデルハウスを2〜3棟並べて出店する「パーク型」の展示場です。比較・体感ができる展示場を持つことは、今の時代でも集客に効果的です。もちろん、MEO対策やInstagramの更新などの施策も並行して行っています。

ただし、パーク型には大きな投資が必要です。モデルハウス1棟でも原価で2,000万円を超え、2棟と事務所を整えれば数千万円規模になります。そのため、加盟店で多いのは、分譲地にモデルハウスを建てて集客し、最終的に販売する「移動式展示場」の形です。この形でも、一般的な分譲地のモデルハウスに比べて多くの予約を獲得できている加盟店があります。

工務店が自社の商品戦略に生かせるポイント

  • 価格は「建物価格+ライフサイクルコスト」で見せる:光熱費やメンテナンスを含めた総額の安心感を伝える
  • 標準仕様を固めてから価格を決める:仕様を絞り込み、部材の交渉とセットで原価をつくる
  • 粗利目標を先に置く:安さだけを追わず、粗利30%を確保できる設計にする
  • 出店形態を投資余力に合わせて選ぶ:パーク型が理想でも、分譲地のモデルハウスから始める方法もある

コストダウンと商品づくりの考え方は、業績が上がる経営計画の立て方で紹介した成長戦略(コストパフォーマンスの高い商品で粗利30%以上を確保する)とも共通しています。

PG HOUSEのフランチャイズと販売店制度

PG HOUSEは全国213エリアに区分しており、動画公開時点で販売可能なのは30エリアです。広告をほとんどかけていなくても全国から「PG HOUSEを建てられないか」という問い合わせが寄せられていますが、多くのエリアではお断りせざるを得ない状況でした。そこで、従来のフランチャイズに加えて、取り組みのハードルを下げた販売店(代理店)制度を新たに設けています。

項目販売店制度の内容
エリアフランチャイズはエリア独占、
販売店は1エリア3社まで
登録料0円
初期費用ツール・マニュアル代
90万円
月額費用本部費・サーバー費
月10万円
その他お客様紹介は1件ごと、
契約・引き渡し時にロイヤリティ

また、本部の直営として東京・吉祥寺にモデルハウス3棟をオープンする計画です(動画公開時点で2026年11月予定)。首都圏のお客様に実物を見ていただく場であると同時に、自社でモデルハウスを建てるのが難しい加盟店・販売店が、お客様の見学や宿泊体験、研修に活用できる拠点として位置づけています。デザイン面は、大手ハウスメーカー出身の当社デザイナーが監修しています。

よくある質問

Q. どの地域でも同じ価格で建てられますか?

A. 地域差があります。寒冷地では断熱仕様が変わり、会社の規模によっても原価は変わります。地域ごとの競合を調査したうえで、そのエリアで最もコストパフォーマンスの高い商品になるよう標準仕様と価格を設計します。

Q. 価格を抑えると粗利が取れないのではありませんか?

A. 安さを追うのではなく、標準仕様を固め、部材のコストダウン交渉とセットで原価をつくることで、粗利30%を確保する設計にしています。粗利目標を先に置いて商品をつくることがポイントです。

Q. フランチャイズと販売店の違いは何ですか?

A. フランチャイズはエリア内で独占的に販売できる制度、販売店は1エリア3社まで販売できる制度です。販売店は登録料0円で始められます。詳しい条件はお問い合わせください。

PG HOUSEへの加盟・商品戦略のご相談はこちら

PG HOUSEへの加盟や販売店制度に関心のある方、自社の商品戦略やコストダウンを見直したい方は、まずはお気軽にお問い合わせください。

You are up Next

クライアントの成果を見て
興味を持った方、
次はあなたの会社の番です。

無料相談してみる